2020年の振り返りと2021年に向けての話
年の瀬です。
ここで、謂はぬ色の1年を振り返りたいと思います。
*今年やったこと
テキレボEX、EX2出店
昨年の晩秋に長男を産み、体調を伺っているうちに新型コロナウイルスの影響でイベントが中止になるなどして、イベントへのサークル参加の機会をなくしていました。そこに、オンライン開催のイベントのお知らせが。ありがたいなぁと思ったものです。
会場で直接頒布できるイベントも復活してきてはいますが、謂はぬ色としては、年明け以降もしばらくこの形での活動を続けようと思っています。
エブリスタデビュー、ホームページ作った
アメブロでの更新をやめてこのホームページを作るのとほぼ同時に、小説投稿サイト、エブリスタに作品を投稿するようになりました。過去の作品も新作もごちゃまぜで、マイペースに投稿しています。
ホームページは、あちこちにある梔子花の情報がひと目で分かる場所を作りたいと思って作りました。ゆくゆくの通販デビューを見越してのことでもあります。今年も通販デビューできなかったな……何年越しの目標なんだろうか。
寄稿
合同誌2誌に寄稿しました。短編1本、エッセイ1本です。詳しくは後ほど、「作った作品」のところで。
web夏企画参加
Twitterにて募集のあった企画に参加しました。
参加作はエブリスタに投稿しております。こちらも、詳しくは「作った作品」のところで記します。
*作った作品
はなきく(「話す勇気」「聴く覚悟」)
テキレボEXに出るにあたって新刊がなく寂しかったので、急遽書くことにした新刊。1編が短い詩集のようなエッセイ本となりました。自分の身元を一部明かすこととなり、後悔していないこともない……ごにょごにょ。
「人を支える(って難しいよね)」というテーマで書いています。興味のある方はぜひ、年明け1/11まで開催されているテキレボEXにてお買い求めください。
空より青い既視感
web夏企画に合わせて書いた作品。夏のエモさが大好きなのでノリノリで参加しました。診断メーカーで出てきた「トマト、空、爽やか」というお題に加えて「あの夏を幻視する」という全体のテーマもあり、それらから逸れないよう書くのが少し大変でした(特にトマト)。
幻想的な井戸は、静岡にある柿田川公園を思い浮かべながら書きました。はぁ行きたい……美しい水の流れに癒やされたいです。
近くて遠い街(の魔改造)
一昨年の夏に書いた作品を改稿やら加筆やらしてエブリスタに投稿しました。主人公のお母さんの毒っぷりが増しています。
私の生まれ育った街が舞台となっています。独身最後の夏、毎年のお盆帰省ルーティンもこれで最後かとしみじみしつつ書いたのも、今や懐かしい思い出です。
東京で勤めながら一人暮らしをしている青年が、お盆に合わせて数年ぶりに帰省する家族モノ、ヒューマンドラマです。魔改造した結果8600字くらいになりました。
青春映画で俺は泣いた
エブリスタ内のコンテストに応募した作品。見事入選ならず。入選作をいくつか読んで「そりゃそうか」と思いました。世の中には面白い物語を書く人が沢山いますね。
「私が泣いた理由」というテーマで、元同級生を亡くした青年の話を書きました。友達を亡くしたのに泣けなかった「俺」が、彼女と映画を観に行きます。
映画の物語も考えながら書いていて、気づいたら実質2作のストーリーを考えていたので、自分頑張ったのでは? と、書き終えたときに自分を労いました。
葬る恋はヴァージンロードで
テキレボEX2の公式アンソロに寄せた作品。テーマは「手紙」で、ほぼ手紙を読んでいる(思い浮かべている?)だけの作品を投稿しました。
ヴァージンロードを歩きながら、高校生の頃に想いを寄せていた人に手紙(というか想い)を送ります。この人の気持ちの整理はついているのかいないのか……なかなか不穏な作品ができあがってしまい自分でもびっくりしています。
現在はテキレボ公式アンソロのページでしか読めませんが、そのうちエブリスタにも投稿します。
霜柱
伴美砂都さん主宰の同人誌『文芸同人誌ロゼット 創刊号』に寄せた作品です。テーマが「春を待つ」だったので冬の作品を書きました。単純です。もうちょっと発想力がなんとかならないものかと思いますが、今の自分にはこれしか出せませんでした。
就活に失敗しフリーターをしている青年が、家族や甥とのやりとりを通じていろいろ考える話です。青年のお姉さんが割と目茶苦茶な人です。「この人目茶苦茶だなー」と思いながら書きました。こうなっちゃうのも分からなくないけど、母親としてこうはなりたくないです。
テキレボEX2で買えます。ほかの作品もとても良いというか全体的に良い本なので、ぜひ読んでみてください。
一歳、まだ歩きません。
ななさん主宰の「育児アンソロジー2 こどもはかわいい こどもはたいへん」に寄稿したエッセイです。「はなきく」よりも断然ちゃんとした文章を提出しました。
一歳になった息子がそろそろ歩いてもいい頃合いなのにも拘らずまだ二足歩行をしないので、私がやきもきしている、というエッセイです。ちなみに、このエッセイを提出したあと、クリスマスの頃に息子は押し車を押して前進することができるようになり、一昨日あたりから1歩2歩ならどこにも掴まらず歩けるようになった……ように見えます。すぐどこかに掴まるか膝をついてしまうので、歩いたかどうかのジャッジが難しいのですが。
育児アンソロはかねてより参加したいと思っていたものなので、今回参加することができて嬉しく思っています。ありがとうございます。
こちらもテキレボEX2で買うことができます。お父さんから寄せられた作品もあるそうなので、男女関係なしにぜひお買い求めください。
創作以外ですと、今年は夏に子宮頸がん(上皮内がん)の手術を受けました。病棟のベッドが最高に硬くてよく眠れなかった思い出。でも主治医が話しやすい人だったので、次に子どもができたら(術後に、自然妊娠、出産できると診断が出ています)ここで診てもらおうと思いました。
振り返ると今年後厄だったんですよね。「厄年に子どもを産めば厄は子どもが持っていってくれる」みたいな話を聞いたことがあって「そんなことあってたまるか」と思っていたので、ちゃんと自分で引き受けることができて良かったです。
来年は仕事への復帰、子どもの保育園入園が予定されていて、同人活動をどうねじ込んでいけるかがイマイチ見えていません。なにせ人生で初めてのことなので。イベントについては先に述べたとおり、もうしばらくはオンラインのもののみに絞るつもりですが。
書くことについて、今年は「時間をもらってもいざ書こうとすると言葉が出てこない」という現象が多発しました。思っていること、考えていることは沢山あるのに……。空き時間にすぐアウトプットできるようにならないと、今後活動しづらくなると思うのです。今の私は、自分の時間が限られているので。
来年はそこを鍛えたいと思っています。web上で日記でも書こうかな、と。「今日こんなことがありました」から「こんなことを日々考えています」まで。過去の出来事でも何でも、とにかく書き出す、書き出すことに躊躇しない(ヤバい内容かどうかは公開前に最終判断すれば良い)、そんな1年にしたいです。
あと、ついにboothとかデビュー……するかもしれません。pixivのブクマとか整理しよ。
それでは、2021年もよろしくお願いいたします。良いお年を!
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